解雇でも、不当解雇と懲戒解雇をさけよう
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「クビ!」論。

「クビ!」論。

人気ランキング : 48525位
定価 : ¥ 525
販売元 : 朝日新聞社
発売日 : 2004-10-15

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解雇に対するイメージが変わる

タイトルに「クビ!」と、インパクトがあるが、
それは非常にマイナスイメージの強い日本独特の「解雇」ではなく
プロ意識の強い外資系企業の「解雇」である。

日本独特の解雇は、「どこに配属しても使い物にならなくなった」というイメージが強いが
外資系の場合は「与えられた使命を果たした」ということらしい。
そのため、仕事ができすぎて、やることが無くなった場合にも「解雇」となる場合もあるそうだ。

本書からは、仕事に対する姿勢を考えさせられた。

欧米人は「プロフェッショナル」として自分を売り物にしており
得意分野で、日雇いの仕事のように、ひょいひょいと企業を渡り歩くことも珍しくないとのこと。

職人気質というか、一芸に秀でていれば、衣食住に困らない。
そう感じた。

現在の日本では、雇用体系が欧米とは違うため、本書のようにその道の「プロ」として
場を渡り歩くことは難しいと思うが、そういう文化も悪くないと感じた。

外資系企業の内情を知りたい人に適した一冊である。

理想のサラリーマン像とは

 私は日本企業と外資系企業の両方の経験がありますが、一部の例外を除けば外資系企業の人事の実態を的確に捉えていると思います。そして、今の日本に求められるサラリーマン像を日本企業と外資系企業の実態を基に解りやすく説いてくれています。

 最近は日本企業に勤めている方でも終身雇用は考えていないと思いますが、働き者で使命感の強い日本人は会社に洗脳され、日々の仕事に夢中になり、自分の価値をその企業の中だけにしか見出せなくなっています。そうならないためにはどうするのか。そのヒントがこの本に書かれています。

 外資系企業の考え方が全て良いとは思いませんが、サラリーマンであれば必ず訪れる退職(クビも含む)に備えて、社外から見た自分の価値を意識して日々仕事をする必要があるでしょう。日本企業のサラリーマンにも「会社とは何か」「社員とは何か」を考え直す時期がきているのではないでしょうか。

 日本企業、外資系企業問わず日本のサラリーマン、そしてこれから就職される学生の方には必読の本だと思います。

こうなっていくのでしょうね。

営業の担当先で外資系企業があったため、
見たことがある光景でした。
また、金融機関などは、クビではないですが、
1週間で地方へ転勤、など
「やめろって事?」というような人事が日常的に行われています。

つまるところ、成果主義への転換の書ということでしょうね。
これから、こうなっていくのでしょうね。

しかし、実力があれば、簡単に転職をできるので、
この本をよんで、恐ろしいと感じる人は実力が不足しているということです。

でも、中小企業は社長の感性に左右されます。
本書に感銘を受けて、急な首切りに走る会社がないことを祈ります(笑)

日本企業と外国企業のリストラの違い

外資系企業の場合のリストラとは、リシャッフルといって、リストラしても、
同時に新規採用をする。こうする事で経費削減と、再生構築が出来あがる。
社員はその道のプロとして雇うので、結果がだせねば、首は当たり前という世界。よって、社員もその事を承知しているので、再就職のし方も慣れている。
結果さえだせば、給料に繁栄されるので、高給とりになれる。
完全な成果主義である。そしてすべての権限は上司にある。となると、自分の部下が成長してくると、自分の地位を奪われないように、部下をクビにする上司もでてくる。プロ意識が強いので、自分に関係のない仕事は知らんふり、サービス残業もしない、朝早く出勤したり、必要以上には働かない。またでき過ぎて、給料が高くなりすぎるとリストラにあるとなっている。

一方日本の企業の場合のリストラは、経費削減の為のリストラ、成果主義の導入と成っているため、再生できない。優秀な社員は会社をさり、能力のない社員が居残るといった逆転現象が起こる。また、長年、年功序列、終身雇用と会社の口約束を信じて、サービス残業、休日出勤、安い賃金に我慢してきたが、、突然を成果主義と、会社に騙されて、低賃金で働かせられ続けられたのである。また、再就職するのも困難となっている。

日本の場合、最後まで居残った方に利があるだろう。安易に転職等をせずに
最後まで対抗して、会社に居残り、不況がすぎるのを待つというやり方に利がるあるのではだいだろうか?

日本も外資企業も出世にはゴマすりは必需品

雇用の流動化にどう立ち向かうのか

本書の構成は、著者の経歴(どういう経緯でクビキラーになったのか)、1000人ものクビをきった様子、こんな人がクビを切られる、日本企業のクビ切りシステム、大クビ切り時代をどう迎えるか、の5つである。

本書を読んで、気になったことは3点あります。
・外資系企業は、がんばったとしてもリストラにあうことがある。
→ポストがなくなったときや、給料が高すぎたときはリストラにあうことがある。また、上司に気に入られなかったときも同様にリストラにあうことにある。
・仕事の要領:仕事の優先順位のつけ方
→仕事が遅い人は、あれこれ思い悩む傾向がある。また、丁寧にやりすぎる傾向がある。
・「何のために働くのか」という疑問は、次に、「何のために生きるのか」そして、「どうやって人生を過ごすのか」といった深みのある疑問に発展するでしょう。

今後は雇用の流動化がさらに進むであろうから、社会保険や採用面接の点で転職者に不利であってはいけない。そこのところを、経団連やら業界団体やら政治家やら官僚に直して言ってほしい。

本書でも書いてあるが、本書は1000人のクビを切った武勇伝ではないことを付け加えておきたい。

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