解雇でも、不当解雇と懲戒解雇をさけよう
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「クビ!」論。

「クビ!」論。

人気ランキング : 198065位
定価 : ¥ 1,260
販売元 : 朝日新聞社
発売日 : 2003-06

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クビ切りによる負の効果まで含めた論議を期待

  著者は冒頭の前書きで、「正しいクビ切り」の本質は、「人材の流動化」 と
「実務の効率化」にあると言います。しかしながら、本論を読み進めても、クビ
切りの武勇伝に終始してしまった感が否めませんでした。といのは、クビ切り
で直接的な削減額に対しての記述はあっても、負の効果分の費用、即ち、人
員削減による業務効率の低下、もしくは、新たな人材を見つけるためのコスト、
さらには、従業員のモチベーションダウンなどに対しての考察が無かったから
です。この点で、もやもや感が残ったままです。
  千人の首を切ったと経験を持つ人事のプロの著者には、冒頭の、クビ切り
の2つの本質に対して、もう一歩踏み込んだ書を期待したいです。

有能なビジネスマンになるための指南書

どのような人間をいかにしてクビにするかということより、いかに有能なビジネスマンになるかを強烈に訴えている。また、冷静な視点で欧米流の雇用形式と日本流の雇用形態の長短を比較していておもしろかった。

外資系の企業文化?が分かるかも。

 著者は、外資系でクビキラーとして活躍されたとのこと。和田秀樹さんの「今日からでもできる! 自分を10倍高く売る人の小さな習慣」の中で取り上げられていたので読んでみました。

 クビ論といっても銀行系の外資系企業でのご経験に基づくものであり、日本企業にそのまま当てはまらないので、転職を前提としない日本企業の労務担当者には、そんなに参考にはならないかもしれません。

 しかし、外資系企業の会社及び社員の実態が、実は、日本人以上に「日本的」だったりするなど、(マスコミを通じてできあがっている)イメージと実際では異なる点が多いということが分かるので本書は読む価値があると思いました。
 私は、日本企業と外資系の企業文化等の違いについて知りたいと思って本書を読んだので、評価が高くなっています。

  外資系に入りたい、外資系の実態を少しでも知りたいと思っている人が「外資の3倍速仕事術―「できる自分」へのムダ消しレッスン!」(奥井規晶・著)とあわせて読むといいのではないでしょうか。

自力本願の職業観を醸成するには良い本です

各々の読者がこの本に何を期待するかとによって評価や受け止め方は異なるように思います。この本は人事論ではなく、マーケット時代に職業人として生きていく覚悟を再認識させるという意味で有意義な本だと思います。

恐らく外資系企業にある基本的な考え方は「ポジション或いは役割に人をつける」のであって、その逆ではありません。従いポジションが無くなれば、優秀であろうが無能であろうが、その人が要らなくなるのは自然なことです(勿論、日本の法制度に適合するように表面的に体裁を整えて諸施策を実施しているのでしょうが)。その際に通常は直属の上司がクビを言い渡しますが、それだけでは終わらないケースは実際には多く、人事がその後のフォローアップをハンドルするというのは良くある話です。またポジションと年収が高くなればなるほど、クビになる確率も高くなるのも会社の論理からすれば、外資ではごく自然なことです。それは承知の上で、そうなった時に直ぐに他に移れるようなスキルなり技術なりを絶えず磨いておくというのが、正しい対処方法だろうと思います。

また、会社は仕事を通じて従業員に成長する機会を与えてやる必要はありますが、一方で職業人としての市場性や市場価値を磨いて維持・向上させていく責任は従業員本人の問題です。James Collinsじゃないけれども「誰がバスに乗るかを決めること(=会社組織の目的遂行にあたり、どういう人間を雇っておくかを決めること)」は経営の基本です。その際に30年以上も生きてきた大人のマインド(仕事への取組み方やスタンス)を根本的に且つ急激に変革するのは困難な場合が多い為、本人を変革するよりも会社にとって望ましいマインドを持った人間と入れ替えた方が手っ取り早いというのも自然な論理です。これも「ポジション乃至は役割(が求める資質・スキル・マインド等)に人がつく」という考え方に合致すると思います。

外資系の会社が「のぞける」本です

リストラ・リストラと怖いもの見たさと、おびえで、思わず買ってしまっても、OK。好奇心は満たされます。リアルに、クビを切るシーン、その準備、言われた人の反応(パターンなど)が、かなり書かれてます。

それよりも、筆者のいた外資系の会社の人事の考え方、会社の様子、人間関係等もかなり描かれていて、外資系の会社が「のぞけ」ました。また、日本人と海外の方の働くこと、会社に関しての考え方の違いも、ずいぶん出てきます。

読みやすい本で、「ささっと」読めて、考えさせられることも、沢山ありました。

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